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光定在波をx, y, z の3方向に加えることで3次元周期的ポテンシャル、すなわち、
格子間隔λ/2=426nm の単純立方格子を生成する。k=2π/  とおけば原子が感じるポテンシャルは
上のスライドの式のようになる。原子数20万個の直径26μm の原子集団が15万個以上の格子サイト上に分布している。
ここで、少し技術的な事を言っておく。 → 実験装置
この実験ではレーザー冷却用の真空槽と光定在波挿入用の真空槽を分けている。
2つの真空槽は33cm 離れており、その間の通路には9対のアンチヘルムホルツコイルが並んでいる。
1対ずつ電流を流して磁場の極小点を移動させて冷却原子集団を移動させていくのだが、
1対のコイルを流れる電流を減少させ始めると同時に次の1対のコイルに電流を流し始める、
という電流の流し方で、33cm の距離を4秒以上かけて移動させれば移動過程における加熱を小さくできるようだ。
具体的には、レーザー冷却用真空槽で125μK  まで冷却された原子集団の移動過程での加熱は
この方法だと20μK 以下に抑えられるようだ。移動させた先で蒸発冷却を施してボーズ・アインシュタイン凝縮体を生成し、
光定在波を挿入する。